フェロクロムについて

フェロクロムはクロムと鉄の合金で、特殊鋼（ステンレス、構造用鋼、工具鋼）や耐熱合金製造の原料として用いられます。主生産者は南アフリカ共和国とその周辺国、旧ソ連、インド、中国であり、それぞれの国で出てくるグレードが異なる。

含有炭素量に応じて高炭素（C＞4.0％）、中炭素（0.10％＜C≦4.0％）、低炭素（C≦0.10％）に種別されますが、海南西亜は不純分が少なく品質が高い「低炭素フェロクロム」を販売しています。

ステンレス添加用が一般的とされているが、再利用するクロム系スクラップなどない限り、凡そ鉄鋼製品と名のつくもので、フェロクロムを全く添加しない鋼種はない、というほどよく用いられる。